部下や後輩に指示をしてもなかなか自分の思いが伝わらない、そんな経験をしたことはありませんか。
この本は人に自分の意思を伝える際の重要なエッセンスを紹介しています。
上司から「○○さん、がんばれ」と言われた場合、言われた側の部下は何を頑張ればいいのかわかりません。
「朝からA社、B社、C社に営業に行って来なさい」と言われれば、言われた側はすぐに行動に移すことができるし、指示を出した側の意図が通じていないといった意識の齟齬も起こりません。
指示を出す側からすると一から十まで指示を出さなくても思いを汲み取れというのが言い分だと思いますが、これだけビジネスの手段が多様な時代に「がんばれ」の一言で相手の思いを汲み取るのは至難の業というのが現状です。
部下の業績が上がらないのは自分の指示の仕方が悪いのだと反省せねばなりません。
どうすれば相手に自分の意図したことが的確に伝えられるか、そんな疑問に答える内容が盛り込まれています。
それから、「意味」と「意識」の違いというテーマについても触れています。
「意識」の共有があまりないままに「意味」だけ伝えようとしている人が多く、そのためコミュニケーションがうまくいっていないケースが多いようです。
まずは、「意識」の共有のために、メールよりも電話、電話よりも対面でコミュニケーションをとることが大事だと本書では説いています。
また、現代の組織は飲み会という場が減ってきており、部下と「意識」を共有する場が少なくなっているという現状があるようです。
仕事においては「意識」を共有することがまずは大事で、うまく社員間の「意識」の共有ができているか会社が実際に成功を収めているケースが多いようです。
小宮一慶氏ならではの書き方で読みやすく、本の構成も読みやすくなっていますので、興味のある方は一度手にとってみるのをおすすめします。
関連記事:
タグ:小宮一慶


