NTTドコモと富士通は「F905i」をベースにした台湾向け端末を開発し、現地キャリアFETから発売されたそうです。
FETはドコモが以前から出資・提携している台湾の通信事業者で、iモードサービスを提供しています。
先日の記事(下記)で国内携帯電話市場の飽和により日本メーカーの苦境が続いている状況をご紹介しましたが、そのうちの一社の富士通としては海外市場に進出する足がかりといえるでしょう。
富士通は過去に北米市場に進出したことがありますが、失敗に終わっています。
当時はGSM方式という通信方式が海外では主流で、PDC方式という独自の方式を国内市場で採用していた日本のメーカーにとっては、海外市場では劣勢を強いられました。
また、海外では携帯電話といえば音声通話が主流で、日本市場で普及し始めていた高機能端末はまだ海外では受け入れられませんでした。
通信方式も3Gが海外でもようやく普及し始め、海外市場でも端末の高機能化が進んでおり、日本のメーカーが受け入れられる素地が整いつつあるといえます。
今回は通信キャリアのドコモと協力して販路を開拓していくということで、iモードの普及や海外事業を強化していきたいドコモと戦略の矛先を合わせて事業展開していくことになります。
国内市場の飽和が声高に叫ばれる昨今、今後海外市場への進出をどのように進めるべきか、日本のキャリアやメーカーにとって事業戦略の試金石になるといえるでしょう。
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